概念ガイド
ステートレス設計
Basee Payroll Engine は、個別の従業員データや計算結果を一切保存しない ステートレスな計算API です。同じ入力と同じ設定バージョンで計算すれば、いつでも同じ結果が返ります。
保存しないもの
Section titled “保存しないもの”次のデータは、リクエストの処理が終わった時点で破棄され、サーバー側には一切残りません。
- リクエストボディ(従業員スナップショット・支給/控除項目など)
- レスポンスボディ
calculation_trace(計算過程の記録)- 従業員台帳
- 給与明細・賞与明細
- 勤怠実績
- 支払履歴
保存するもの
Section titled “保存するもの”保存するのは、計算に使う設定と法令マスタだけです。
- 会社別計算プロファイル(社会保険設定など)
- 所得税表、社会保険料率表、厚生年金保険料率表、雇用保険料率表
- 端数処理ルール
- 法定マスターの取得元 artifact 情報
個々の従業員や給与明細のデータは、これらのどこにも含まれません。
employee_ref は任意の相関識別子
Section titled “employee_ref は任意の相関識別子”計算リクエストには employee_ref を含めますが、これは呼び出し側システムの中で計算結果を紐づけるための任意の識別子で、本エンジンはその値の意味を解釈しません。
氏名・メールアドレス・社員番号など、直接個人を特定できる値をそのまま渡すことは推奨しません。代わりに UUID やハッシュ値など、呼び出し側で管理する匿名IDを使ってください。
ログにも個人情報を出さない
Section titled “ログにも個人情報を出さない”リクエスト本文・レスポンス本文は、ログにもそのまま出力しません。employee_ref も同様にログへ直接出力しない方針です。処理を追跡する必要がある場合は、request_id や calculation_id など、個人と直接結びつかない識別子を使います。
この設計が意味すること
Section titled “この設計が意味すること”- 障害対応や監査のために本エンジン側のログを調べても、従業員個人の給与情報は含まれません。
- 呼び出し側で計算結果を保存・突合したい場合は、呼び出し側のシステムで保持する必要があります。
- 同一条件(同じ入力・同じ設定バージョン)であれば、再計算しても結果は再現されます。再現性を保証する仕組みは マスタとバージョン解決 を参照してください。